経営革新計画とは⁉
- Hirotaka Nanjo
- 2018年1月18日
- 読了時間: 2分
今後(2月中旬ころ)募集される「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業」の記事の中に、対象者は「経営革新計画」の認定を受けた中小企業云々という記載があります。
さて、「経営革新計画」って何でしょうか?ざっくり言うと、中小企業が既存事業とは別に、新たな新事業を立ち上げるために、立案した中期的な計画を「経営革新計画」といいます。
各都道府県が計画の承認を行いますが、承認企業は、下記の支援策を利用することができます。
①政府系金融機関による低利融資制度
②信用保証の特例
③特許関係料金減免制度
④販路開拓コーディネート事業
日本政策金融公庫では、経営革新計画承認企業向けの貸出メニューがありますし、信用保証協会の保証枠が通常の限度額とは別枠で利用可能となるので、民間銀行からも借入しやすくなります。
また今年公募されるものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業)では、申請書に経営革新計画の承認の有無をチェックする欄があり、承認企業にとっては補助金採択にプラスになると推察されます。
ただし、「経営革新計画」では、一つ注意しておく点があります!
それは、承認申請の条件です。各県の案内資料では、「直近3年間の経営実績がある方。ただし、創業3年未満の場合には、直近1年間の営業実績があり、この期間に決算(税務署に申告済み)を終了した方。」とあります。残念ながら創業したばっかりの人は申請できません。最低でも1期の決算書が必要になります。
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