信用金庫や信用組合からの融資
- Hirotaka Nanjo
- 2018年2月14日
- 読了時間: 3分
創業時の融資や、初回の融資をする方で、信用金庫や、信用組合から融資を受けたいと考えている方も多いのではないでしょうでしょうか。
今回は、信用金庫や、信用組合から融資を受けるために知っておくべき基礎知識をご紹介致します。
1.信用金庫の基礎知識
【信用金庫の特徴】
信用金庫は、営業している地域が限定されております。その限定された地域の中小企業や個人事業主のための金融機関です。創業時や、初めて融資をご利用になる方に向いている金融機関と言えるでしょう。
地域に密着しているため、毎月支払う必要がある税金を受け取りに来てくれるケースもあるようなので、創業間もない方にとっては、とても丁寧なので、取引をしておくことで損することはないでしょう。
【事例】
税金の支払いする際に、信金の営業マンの都合が合えば税金を徴収しにきてくれる場合があります。
営業マンも定期積金をして欲しい!や、従業員の方のクレジットカードを作って欲しい!などの営業を受けるケースもありますが、営業マンに協力することで、将来的に追加融資を受けやすくなった事例もあります。
2.信用組合の基礎知識
【信用組合の特徴】
信用金庫と名前は似ているのですが、都市銀行や地方銀行と同様、創業時に、無担保、無保証で融資を受けることが難しいと言われております。もちろん融資を受けられる可能性は都市銀行や地方銀行よりも高いです。
3.創業や初回の融資はどこが一番良いのか?
創業時の融資は、日本政策金融公庫か、信用金庫が良いでしょう。この2つの金融機関が一番融資を受けやすいと思われます。
4.日本政策金融公庫と、信用金庫の決定的な違い?
(1)日本政策金融公庫
公庫で融資を受けるときの融資の判断として、日本政策金融公庫は、お金を借りたいと申し込んだ場合、日本政策金融公庫のみで、審査を行い、日本政策金融公庫が、貸しても良い!と判断すれば、融資を受けることが可能です。
つまり、日本政策金融公庫のみで、貸すか貸さないかの判断をします。
(2)信用金庫
信金で融資を受けるときの融資の判断として、信用金庫は、あなたが信用金庫に行ってお金を借りたいと申し込んだ場合、信用保証協会を紹介されます。信用保証協会が貸してもよい!と判断した場合にのみ、信用金庫からお金を借りることができます。
つまり、信用保証協会の判断次第で、借りられるのか借りられないのかが変わってきます。
(3)両者の大きな違い
信用保証協会を通すか、通さないかが大きく異なります。 信用保証協会を通すことで、融資を受けられるまでの時間は両者で大きく異なります。
日本政策金融公庫の借入は、約1ヶ月から1ヶ月半で融資を受けられます。しかし、信用金庫からの借入は、信用保証協会の判断を待たなければならないため、余計に時間がかかってしまい、約2ヶ月から3ヶ月融資を受けるまでに時間がかかってしまいます。
※信用金庫でも、プロパー融資(信用保証協会を通さない融資)を受けることもできるのですが、このプロパー融資を受けられる企業は、相当利益が出ているか、相当実績がなければ利用することはできません。あるお客様で、年間利益5,000万円の方が、会社設立2年目でプロパー融資を受けたケースはありますが、プロパー融資はなかなか受けることができませんので、覚えておきましょう。
まとめ
信用金庫は、地域密着の金融機関となりますので、取引をしておくことはオススメします。
初回の融資であれば、日本政策金融公庫が一番楽でかつ、利息も安くなりますので、創業時や初回の融資は、日本政策金融公庫か信用金庫をオススメしております。
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